デジタル放送の「コピーワンス」が運用見直しへ
-年内に結論。家庭内IP伝送も視野に
という動きがあるようです。
喜ばしいことです。一刻も早く見直してほしいものです。
思った以上にデジタル放送の普及が遅れていますが、その元凶がこのコピーガードだと思います。2004年4月に実施されたこのコピーガードは以下の様なとんでもない内容でした。
1.デジタルチューナーから出された映像は1度だけ録画できるが、それをコピーできない。
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VHSビデオに対してもできない。だからムーヴ機能のついていないHDD付きDVDレコーダーでは、デジタルチューナーまたはデジタルチューナー付きテレビ(以下、チューナー)から録画する際は直接DVDに録画しないといけない。つまり、ダビング・編集ができない。つまりアナログ放送に対して編集できる事が売りになっているHDD付きDVDレコーダーは単なるコピー装置で編集が一切できないという事です。
但し画像安定化装置というものを使用すると可能です。(つまり、コピーガードキャンセラーです。但し、コピーガードキャンセラーとしての販売は禁止されています。)これは当然アナログでの録画です。2011年までアナログ放送が継続されている現状、わざわざデジタルチューナーを購入する意味が無いのです。
また、デジタルチューナー付きのHDD付きDVDレコーダーではHDDからDVDへのムーヴ(移動)は可能だが編集はできない。SHARPのブルーレイディスクレコーダーBD-100では可能な様だがそれでもGOP単位である。大幅に画質が落ちる。(2時間の放送分をハイビジョン放送からDVDに落とすと、画質は1/6になる。DLのディスクを使用しても1/3。但しDVD-RのDLディスクを使用できるのはパイオニアとソニーの一部の機種のみ。)
2.B-CASカードがついたチューナーが無ければ、デジタル録画したものは再生ができない。
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これはテレビにデジタルチューナがついている場合には問題ありませんが、デジタルチューナーのついていないテレビを使用している方は、デジタル録画したものを再生しようとすれば必ずチューナーの電源を入れなければならないと言うことです。つまり単純に言えば2倍の電気量を使用すると言うことです。CO2削減を目標としている国がCO2を消費することが必然のシステムを標準にするということは根本的に間違っていると思います。
デジタルチューナー付きのテレビはまだまだ高価であり、チューナーのみで楽しもうとするには以上の様な制約がつきます。また、
最近安価な中国、韓国、台湾等のメーカーの液晶テレビやプラズマテレビが輸入されていますが、これらにはデジタルチューナーがついていません。それはB-CASが認可されているのが国内メーカーだけだからです。
このB-CASカードが必要なCPRMというコピーガードは非常にやっかいでこのCPRM対応のドライヴでなければ再生ができないのです。
つまり録画したレコーダーでないと見れないのです。具体的に言うとデジタルチューナ付きのDVDレコーダーで作成したDVDはB-CASカードを持っていないシステムでは見れないと言うことです。
つまりテレビ番組の録画を他人に頼めないという事です。
また、パソコンでもCPRM対応のドライヴとCPRM対応のソフトが無ければ見れません。キャンセラーを通してコピーガードをはずせば可能となりますが、それはアナログ処理となり、大幅に画質が落ちますし、手間とディスクは倍かかります。
今は、まだアナログ放送が2011年まで放送される予定なので、
問題ないのですが、これも前倒しにならないとも限らないので、
このシステムを維持していくつもりであれば、最近ドラマの視聴率やプロ野球の視聴率が下がっていることが見られますが、将来的に
テレビを見る人が激減する可能性があります。そうすると広告を収入源としている放送業界が自ら自分の首をしめる結果にならないとは限りません。
このコピーワンスの導入は、放送業界のコンテンツの保護にあるという事ですが、ハイビジョン番組はビットレートが非常に高いので、2時間録画するのに25GBの容量が必要。(BD一枚分)(つまり通常のDVD-Rで約6枚分必要という事です。)
また、ハイビジョンをパソコンで再生しようとしても最新の機械でもスムーズに動かす事は難しい。もちろんHDD上からでないと再生は無理。DVDドライヴからの再生はできません。
アナログで録画したとしても、ハイビジョンの売りの一つである5.1chでは無く2chになるのと、画質も最高で1/2.5になります。
現状ハイビジョンをそのままのクオリティで残せるのは、D-VHSとBLUE-RAYレコーダーだけです。つまりコピーしたものを販売しようとしても、ディスクの価格も高く、相手がその高価な機械を持っていないと再生できないのです。
この様な状態でコンテンツの保護の名目のみで、B-CASカードの使用の強要とコピーワンスをしてもいいものなのでしょうか?
ちょっと過剰な保護の様な気がします。
恐らくB-CASカードは放送業界が将来的に、個人のテレビの視聴内容をサンプリングするために導入の強制を図ったとしか思えないのですが...(コピーガードがかけられる前は、必要なのはデータオンデマンドつまりデータ放送の受信や、通信販売の際に必要なだけで抜いていてもデジタル放送の視聴が可能でした。個人情報保護法が導入されたというのに。)
アメリカでは有料放送以外ではコピーガードがかけられる事がありません。消費者の権利を最大限尊重する国だからです。
個人的にはやはり、B-CASカードが無ければ放送が見れないというCPRMをどうにかしてほしい。電気代がもったいないのとやはりCMカット等編集も出来ないのはおもしろみがないと思います。
そういう意味でスカイパーフェクトテレビの様なコピーガードを導入すればよいと思うのですが、皆さんはどう思われますか?スカイパーフェクトテレビの場合もカードを使用していますが、チューナーの電源が入っていないと録画したものが見れないという事はありません。(アナログ録画、デジタル録画を問わず。)
B-CASカードを用いたCPRMコピーガードが実施されて一番苦情が多かったのが、ハイビジョン放送を傍受していた韓国だったというのがおもしろいところです。(日本ではチューナーがあれば見れたのでその時点でコピーガードの内容があまり理解されていなかったのと、普及が進んでいなかったから。韓国ではB-CASカードが無いため、見れなくなったから。)